本当のアポロって知っていましたか?
アポロ誘導コンピュータは初期の集積回路(IC)を使って作られた。 Block Iバージョンは4,100個のICを使い、それぞれのICは3入力のNORゲートをひとつ構成していた。 次のBlock IIバージョンはふたつの3入力ゲートをひとつのICで構成したものを使い、全部で5,600ゲートとなった。 ゲートはレジスタートランジスタ・ロジック(RTL)で作られていた。 ICはワイヤーラップという方法で接続されている。 ICを挿入するソケットから金属棒が出ていて、その金属棒にワイヤーを巻きつけて接続する方法である。 金属棒とワイヤーは極めて高圧で押し付けられ、気密結合状態となるため、一般的な半田付けよりも信頼できるのである。 配線完了後、ワイヤーはエポキシ樹脂に封入される。 すべて同じICを使うことにより、初期のICを使った他のコンピュータ(ミニットマンミサイルの誘導コンピュータ)が悩まされた問題は発生しなかった。
コンピュータのRAMは磁気コアメモリ(4Kワード)でROMはコアロープメモリ(32Kバイト)である。 どちらもサイクル時間は12μ秒。 メモリのワード長は16ビットで、そのうち1ビットはパリティビットである。 CPU内の16ビットワードは、14ビットデータと1ビットのオーバーフローフラグ、1ビットの符号フラグから成る。
タイミング
AGCの駆動クリスタル周波数は2.048MHzである。 クロックは分周されて4相の1.024MHzとしてAGC内で使われた。 さらにそれを分周して512KHzの信号を生成し、これをMASTER FREQUENCY(マスター周波数)と呼んだ。 この信号は外部のアポロ宇宙船のシステムを同期させるのに使われた。
MASTER FREQUENCYはさらに分周され5分の1の102.4KHzの信号が作られる。 これをさらに分周したF1(51.2KHz)からF17(0.78125KHz)の信号が作られる。 F10(100Hz)はAGCに戻され、リアルタイムクロックとPINCを使った強制カウンターをインクリメントするのに使われる。 F17はAGCがスタンバイモードの場合に定期的に動作させるのに使われた。
引用『ウィキペディア(Wikipedia)』
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